葬儀用写真を撮るということについて

私たちの葬儀用写真。自分で選びたいからこそ写真館で撮ります

先日、夫が亡くなりました。無事に葬儀も49日も終え、今は落ち着いてきました。そこで皆さんに1つ、お伝えしようと思い、筆を撮らせて頂きます。それは葬儀用の写真に関するお話しです。実は夫は、生前に葬儀用の写真をわざわざ写真館で撮っていたのです。

何を縁起でもない。と思われるかもしれませんが、一生に一度は写真館で撮っておくと、最後に綺麗な姿でみんなに見送ってもらうことができます。想像してください。突然家族が亡くなって、様々な準備があるのに葬儀用の写真を選ばなければいけない。ああ。アルバムはどこだろう。いい写真がないなあ。仕方ないからこれにしようと選んだ写真は無理に引き伸ばしたのでピンボケで、それが心残りになってしまった…。

そんなことでは亡くなった者も、それを見送る人々も、後悔が残る葬儀になってしまいます。葬儀用写真は、そんな後悔が残らないように、生前から準備できることの1つなのです。それを知っていたからこそ、夫も、私も写真館で葬儀用写真を撮っておりました。勿論私はこうして生きて文章を書いていますが、いつ何が起こるか分かりません。ですが葬儀用写真を既に準備しておりますので、その点は安心しています。

肝心の撮影手順ですが、写真館へ行くだけです。好きな服装で行っても構いませんし、写真館で着替えることもできます。着付けや髪の手入れなどもして下さるので、着物を準備して行くこともできるようです。また、釣りが好きな方なら釣竿を、大好きなペットと共に写真を…などと言う風に色々提案をしてくださったことも印象的でした。

出来上がった写真は、2人ともお気に入りの普段着を来たもの。硬い表情の写真ではなく、あくまで自然な笑顔の写真を夫婦で各1枚ずつ撮らせて頂きました。遺影だけでなく、今現在の私たちとして、思い出を保存できる価値も持つ写真になりましたので満足です。夫の写真は今も部屋に飾っており、写真を見ていると当時の思い出がよみがえってきます。

縁起でもないことですが、老後となると自分の最期について考えることが多々あるのではないでしょうか。そんな方たちが少しでも準備をしておけば、残された家族や周りの方たちも、先立つ私たちも皆安心できるものです。少なくとも夫は葬儀用写真を準備して、自分がこれだという写真で皆に見送ってもらえたので満足に違いありません。

だれもがいつか迎えるのものですから、目をそらさずに真剣に考えることも、人生においては大事ですね。そんな助けをしてくれる写真館での葬儀用写真サービス。1人でも多くの方に知って欲しいと思い、こうして感想を伝えさせて頂きました。